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Porsche - GT3 カップチャレンジ ジャパン - ポルシェ GT3 カップチャレンジ ジャパン 2017 第7戦(富士) 決勝レポート

2017 第7戦(富士) 決勝レポート

第7戦(富士) 決勝レース  10:54 〜 11:18(8周) / 天候:雨 / 路面:ウェット

Porsche GT3 Cup Challenge Japan第7戦の決勝レースは、当初11時40分にスタートの予定だったが、降り続く雨によりプログラムが大幅に変更となり、開始時間が10時55分に繰り上げられた。決勝のスタート時間が近づいても雨はいっこうに弱まる気配がなく、悪化したコースコンディションに対応するため、セーフティカースタートの判断が下される。

10時54分、セーフティカーの先導でコース上の10台のマシンがグリッドを離れると、いつセーフティカーランが解除されても対応できるようにと、各車はステアリングを左右に切りながら、タイヤを温めるのに余念がない。1周3分ほどのペースで周回を重ねながら状況の変化を見守るが、なかなか雨脚は弱まらない。このままゴールまでセーフティカーランが続くかとも思われたが、ようやく5周目にセーフティカーのランプが消えて、6周目に入ったところでついに戦いの火蓋が切られた。

この瞬間に備えていたというポールポジションの#21 銘苅 翼は、2番手の#23 舩井俊仁との差をうまく維持しながら真っ先に1コーナーへ。雨でフロントウインドーが曇り、前方が見にくい状況にもかかわらず、コーナーごとに#23 舩井との差を広げていく。一方、#23 舩井の後方では、3番手のスタートの#5 北井 武がコースアウト。その隙に4番手からスタートの#32 大波 肇は3位にポジションを上げ、#23 舩井との激しい2位争いがいままさに始まろうとしていた。

しかし、7周目、2コーナー付近でクラッシュした#5 北井のマシンがコースを塞いだことからセーフティカーが導入される。そして9周目に入ろうというときに、赤旗が提示されてレースは中断、そのままレースが終了となった。これにより#21 銘苅は7度目のポール・トゥ・ウィンを決めるとともに、シリーズチャンピオンの座を手に入れることになった。

Cup IIは、#50 須崎弘一郎が1周目を終えたところで緊急のピットイン。ほどなくしてコースに戻る。その後、セーフティカーが解除になった周回で先行していた#55 高橋 正をオーバーテイクしてクラストップ、総合7番手でゴールしている。

なお、同日午後に予定されていた第8戦決勝レースは天候不順により中止となり、これによりGT3CCの2017シーズンの全レースが終了した。Cup Iのシリーズランキングは、1位が#21 銘苅、2位が#23 舩井、3位が#32 大波、Cup IIは#50 須崎がチャンピオンを獲得している。

総合優勝 #21
銘苅 翼(カップクラス カテゴリーI)

望まない形で決着がついてしまいましたが、レースはレースですし、結果をきっちりと残すことができたのはうれしいですね。レース中は、セーフティカーが解除されて、いつリスタートしてもいいよう、タイヤのコンディションを考えながら、ベストの状態を保つよう心がけました。リスタート後の1周目はフロントウインドーが曇って思うようにペースが上がりませんでしたが、その後ファステストラップを記録できて良かったです。

総合2位 #23
舩井 俊仁(カップクラス カテゴリーI)

レース前半のセーフティカーランでは、銘苅選手に離されないように心がけました。リスタート後は銘苅選手に少し離されたものの、前を走る彼のクルマの動きを自分の走りに生かすことで、なんとか2番手のポジションを守ることができました。3位とは結構離れていて、このまま逃げ切ろうと思った矢先にセーフティカーが入って差が縮まり、ちょっと焦りましたが、そのままレースが終わってホッとしています。

総合3位 #32
大波 肇(カップクラス カテゴリーI)

セーフティカーランの時点で、コース上にいるのがやっとという状況でした。リスタート後は走るのがさらに難しく、そんな状況でなんとか持ちこたえたおかげで3位が獲得できました。第8戦のスターティンググリッドを考えると、(ベストタイムで)2番手を狙いたかったのですが、そんな状況ではありませんでしたね。

カップクラス カテゴリーII
優勝 #50 須崎弘一郎

序盤のピットインは、フロントウインドーが曇ってしまい、前が全然見えなかったから。安全を優先してピットで窓の曇りを取りました(笑) それで最後尾になりましたが、セーフティカーが解除になったところでポジションを上げればいいやと思っていたら、そのとおりになりました。アクセルを踏んでいける状況ではありませんでしたが、今回もクラス優勝ができてうれしいです。

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