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Porsche - ポルシェ カレラカップ ジャパン

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ポルシェ カレラカップ ジャパン 2016 第3戦(富士)決勝レースレポート

天候:晴れ 路面:ドライ 気温:18度 路面:25度(スタート時)

ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)の第3戦2016モービル1チャレンジ決勝レースが5月3日(火・祝)、富士スピードウェイ(静岡県)で行なわれた。昼すぎから厚い雲に覆われ、一時は降雨の心配もあったが、それも杞憂に終わり、ドライコンディションでスタート時刻を迎えた。

スターティンググリッドのオーダーは、ポールポジション(最前列アウト側グリッド)が開幕2連勝中の#78近藤 翼、2番グリッド(最前列イン側)が2016 PCCJスカラシッププログラムドライバーの#14三笠雄一、3番グリッドがスーパーGT GT300ポールシッター経験もある#36坂本祐也、4番グリッドが2015年ジェントルマンクラス王者の#9武井真司。5番手以降はジェントルマンクラスの車両で、#7星野 敏、#24剛覇矢人、#25内山清士、#2田島 剛が控える。この富士大会はスポット参戦も含めて20台のエントリーがあり、決勝レースはいつも以上に白熱した戦いとなることが予想されていた。

16時15分、フォーメーションラップを経て、決勝レースが正式にスタートすると、いきなり波乱が発生。坂本がスタートに失敗し、中団に飲み込まれる。前方では1コーナーへの進入で内山が武井に追突。武井は大幅なポジションダウンを余儀なくされた。出遅れた坂本はストレートエンドに向けてアウト側のラインを取ったが、1コーナーの混乱の中で他車との接触があり、星野の右リヤに接触。バランスを崩した星野はスピンしながらタイヤを縁石にヒットさせ、左リヤタイヤがパンク。リタイヤとなってしまった。

後方での混乱とは無縁だった近藤と三笠は1周目から接近戦を展開していたが、3周目のヘアピン立ち上がりで近藤の加速が鈍る。「ピットスピードリミッターが作動してしまった」(近藤)。三笠はこの隙を逃さず先行、トップに躍り出た。ニュータイヤを履き、「前半にプッシュして、マージンを稼ぎにいく」三笠に対し、2番手に落ちた近藤はユーズドタイヤ。「勝つためには前にいないとまずいと思っていた。こうなった以上、三笠選手のタイヤが厳しくなってくる後半を待つしかない」と作戦を切り替える。実際、終盤に近藤は三笠との間隔を詰め始めていたが、ここまで。三笠が逃げ切り、PCCJ初優勝を飾った。

「中盤まではペースをコントロールできていましたが、後半は経験の差が出て、タイヤが厳しくなりました。でも、前半にしっかり戦えたことは大きい。チャンピオン争いを意識したい」と第3戦の内容を受けて、第4戦以降のターゲットを上方修正。2位の近藤は「ピットスピードリミッターの件は原因を調べているところです。明日(4日)はトップチェッカーを受けて、(連勝の)流れを戻したい」と立て直しを図る。坂本はポジションを挽回して3位。「1コーナーの混乱の中、僕の行き場がなくなった状況で他車に接触され、その直後に星野選手に当たってしまった。星野選手には申し訳ないです。参戦は第4戦までなので、いいところを見せたい」とプロの意地を見せて締める腹積もりだ。

ジェントルマンクラスは、ポールシッター星野の戦線離脱後、内山と#99佐野新世が1秒差以内の間隔でトップを争っていた。だが、佐野が9周目に先行して迎えた14周目、第13コーナー先の左コーナー進入からの競り合いで2台は接触。佐野がアウト側に押し出されて、グリーン上にストップ。内山がトップに立った。その後方では剛と田島が3番手を争っていたが、12周目の1コーナーでインから攻めた田島が剛に接触。剛がアウト側に押し出されるという場面もあった(レース後、田島にレースタイムに40秒加算のペナルティ)。そうした混乱を経て、チェッカーフラッグを受けた上位の順番は、内山、#77浜崎大、剛、#32永井秀貴。レース後、内山に佐野との接触のかどでレースタイムに40秒加算のペナルティが科されたため、以下の順位が繰り上がり、優勝は浜崎、2位剛、3位永井となった。PCCJ初優勝となった浜崎は「(優勝は)二度とないと思います(笑)。でも、自分のベストラップを更新(1分44秒782)できたことは良かった」と結果に驚きながらも、スピード面での進化を喜んでいた。2位の剛は「とにかく表彰台に上がることができて良かった。明日が雨になっても、先の週末に練習したから大丈夫。次も3位に入りたい」と自信を見せる。永井は剛と田島の接触の隙を突いていったん2番手に上がっていたが、「最終周の100R出口でスピンしてしまい、3位でのチェッカーとなった。「それでも、PCCJで1分44秒台に乗せたのは初めて。これが決勝につながったのかな、と思います」と振り返っていた。

PCCJ第4戦決勝レースは5月4日(水・祝)の午前10時50分、スタート予定。天気予報によるとウェットコンディションとなる可能性もあり、そうなれば、セッティングデータと経験の豊富なベテラン勢が戦いをリードしていく展開となることも予想される。第3戦でポイントを獲りこぼしたドライバーたちがどう挽回するかにも注目が集まりそうだ。

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2016 第3戦(富士) 決勝結果

2016年5月3日(火)
天候:曇り 路面:ドライ
Pos. Car# Class Driver Car Name Lap Time トップ差
1 14 三笠 雄一 GARMIN PORSCHE 15 26'01.097
2 78 近藤 翼 スカイ レーシング 15 26'01.720 0.623
3 36 坂本 祐也 ミツワオート GT3 カップ 15 26'15.208 14.111
4 77 G 浜崎 大 GRracingVentiler 15 26'34.911 33.814
5 24 G 剛 覇矢人 みきゃん スペンダー GT3 15 26'35.308 34.211
6 32 G 永井 秀貴 ナイン レーシング 15 26'38.005 36.908
7 10 G 齋藤 真紀雄 BINGO RACING 15 26'41.128 40.031
8 99 G 佐野 新世 SKAD PORSCHE 15 26'41.767 40.670
9 51 G ポール イップ PACE 15 26'43.061 41.964
10 98 G IKARI GOTO チームトーエイスピリット 15 26'43.122 42.025
11 9 武井 真司 BINGO RACING 15 26'43.648 42.551
12 23 G 滝澤 智幸 イエローコーン GT3 15 26'50.261 49.164
13 19 小林 賢二 KDC ナイン レーシング 15 26'52.218 51.121
14 47 G TAD JUN JUN muta racing 15 26'52.242 51.145
15 6 G 米倉 正憲 GRracing 15 27'03.190 1'02.093
16 25 G 内山 清士 エヌケーレーシング 15 27'07.503 1'06.406
17 66 G ブライアン リー GTO Racing 15 27'14.653 1'13.556
18 2 G 田島 剛 タジマ レーシング 15 27'30.526 1'29.429
19 52 G 春山 次男 はるやま RACING TEAM 14 26'26.242 1Lap
以上完走 (規定周回数 13Laps)
  7   星野 敏 D'station 991 0    

ベストラップ

99   佐野 新世 SKAD PORSCHE 1'44.427 (3 / 15)
14   三笠 雄一 GARMIN PORSCHE 1'43.213 (4 / 15)

*1 CarNo.25, 2は、富士スピードウェイ一般競技規則 第5章第16条5.(1)①(他車への衝突行為)違反により、競技結果に対し40秒加算のペナルティを科した。

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