HOME

メインナビゲーション
モデル
911
Panamera
Porsche - ポルシェ カレラカップ ジャパン

ニュース

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2016 第5戦(富士)決勝レースレポート

天候:くもり 路面:ドライ 気温:21度 路面:31度(スタート時)

ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)の第5戦決勝レースが6月4日(土)、富士スピードウェイ(静岡県)で行なわれた。コースは昼すぎから雲に覆われ、公式予選時から気温は1度、路面温度は4度、それぞれ下がったコンディションでスタート時刻を迎えた。

ポールポジション(最前列アウト側グリッド)から今季4勝目を狙うのは#78近藤 翼。2番グリッドは2016 PCCJスカラシッププログラムドライバーの#14三笠雄一。その後ろには、スポット参戦の#23服部尚貴、ポルシェのドライブ経験が豊富な#36坂本祐也、今季はSUPER GT GT300クラスに参戦中で今回スポット参戦の#19永井宏明、2015年ジェントルマンクラス王者の#9武井真司らが控える。服部、永井宏といった実績充分のベテランドライバーを含め、今大会も前大会同様に20台のエントリーがあり、いつも以上に白熱した展開となることが期待されていた。

15時20分、1周のフォーメーションラップを終えて各車がグリッドに着くと、5つのレッドシグナルが一斉に消灯。決勝レースの火蓋が切って落とされた。ここで三笠が抜群のレスポンスで好発進。「スタートは昔から得意で、ポルシェのクラッチミートの感覚もだいぶ掴んできたので、今日はスタートでパスしたいと考えていた。蹴り出しと伸びも良かった」という加速は1コーナーを制するかに見えたが、近藤が巧みにポジションをキープ。三笠もマージンを残したブレーキングで、無理に仕掛ける選択は取らなかった。しかし、その後は坂本が三笠に急接近。5周目あたりから三笠はディフェンスにまわらざるを得ず、好ペースの武井も坂本の背後に迫ってきた。3台が2番手を巡って神経戦を繰り広げているのを尻目に、近藤は早々と逃げ切り態勢を構築。三笠とのギャップを4秒3まで拡大したところでトップチェッカーを受けた。2位は坂本の攻めをしのぎきった三笠。3位坂本、4位武井となった。

「スタートは少し遅れたのですが、うまく対処できてよかったです。(予選で履いたタイヤということもあり)道中、ペースはあまり良くなかったのですが、タイムを揃えられた。明日はニュータイヤがあるので、しっかり走り切りたい」と5勝目に向けて積極的な姿勢を見せていた。一方の三笠は「スタートで先行されたことが響いてしまった」と浮かない表情。「近藤選手が乗りに乗っている雰囲気なので、その流れを止めたい」と第6戦決勝は必勝を期す。坂本はスタートで服部をパス。3番手に上がってからの2~3周はかなりの好ペースだったが、「最終コーナーでリヤを若干滑らせたときに少し離されてしまった。迫る武井選手に合わせ、こちらもペースを上げていきたかったのですが……」とやや消化不良ながらも表彰台を外さなかった。

ジェントルマンクラスは、1周目から波乱の連続となった。#7星野 敏がスタートで若干遅れると、ほぼクラストップの位置で1コーナーにインから入っていった#99佐野新世がブレーキングで単独スピン。後続車両は接触回避を試みたが、混乱の中で何台かが軽く接触。これを大外から回避した星野がクラストップに立ち、#25内山清士、#24剛覇矢人、#2田島 剛が上位集団を形成しながらレースは進んでいた。だが、7周目のBコーナー進入で剛がバランスを崩し、内山に追突。内山は4番手に落ちた。幸い、内山はコースに復帰。2番手剛、3番手田島、4番手内山のオーダーとなっていたが、剛にはこのかどで競技結果に対し30秒加算のペナルティが科せられる裁定が下り、実質的に田島が2番手、内山が3番手に繰り上がったところでチェッカーとなった。優勝はこれとは無縁だった星野。安定した走りで周回を重ね、今季3勝目を挙げた。「予選まで出ていたトラブルは直りました。トップに立った後は何とか武井選手を追いつきたかったのですが……。ただ、3勝目を挙げることができてよかったです」と星野。

田島は予選から3ポジションアップ。「混乱をうまく避けられました。メカニックと相談して、クルマのセットもいい方向に向かっていると思います。ただ、星野選手に勝たれたことが悔しい。シリーズ中盤はとても大事。何とか星野選手を独走させないようにしたい」と第6戦を獲りにいく。3位の内山は「結果は残念ですが、この週末は調子がいまひとつなので、まずはよしとします」と第6戦に向けて気持ちを切り替えていた。
PCCJ第6戦決勝レースは6月5日(日)午後13時30分、スタート予定。ウェットコンディションでのレースとなる可能性もあり、その場合はセッティングとドライビングテクニックの対応力が問われるところ。いずれにしても、コンディションが難しくなるほど、経験と引き出しが豊富なベテラン勢が優位にレースをリードしていくことになりそうだ。

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2016 第5戦(富士) 決勝結果

2016年6月4日(土)15:23〜15:50
天候:曇り 路面:ドライ
Pos. Car# Class Driver Car Name Lap Time トップ差
1 78 近藤 翼 スカイレーシング 15 26'20.493 -
2 14 三笠 雄一 GARMIN PORSCHE 15 26'24.870 4.377
3 36 坂本 祐也 ミツワオート GT3 カップ 15 26'24.992 4.499
4 9 武井 真司 BINGO RACING 15 26'25.638 5.145
5 7 G 星野 敏 D'station 991 15 26'36.325 15.832
6 2 G 田島 剛 タジマレーシング 15 26'46.729 26.236
7 25 G 内山 清士 エヌケーレーシング 15 26'52.483 31.990
8 66 G ブライアン リー GTO Racing 15 26'53.610 33.117
9 98 G IKARI GOTO チームトーエイスピリット 15 26'57.249 36.756
10 6 G 米倉 正憲 GRracing 15 27'00.701 40.208
11 32 G 永井 秀貴 ナインレーシング 15 27'04.619 44.126
12 47 G TAD JUN JUN muta racing 15 27'07.451 46.958
13 24 G 剛 覇矢人 みきゃん スペンダーGT3 15 27'14.986 54.493
14 51 G ポール イップ PACE 15 27'17.744 57.251
15 10 G 齋藤 真紀雄 BINGO RACING 15 27'22.664 1'02.171
16 52 G 春山 次男 はるやまRACING TEAM 15 28'00.464 1'39.971
17 19   永井 宏明 ナインレーシング 14 27'06.314 1Lap
以上完走 (規定周回数 13Laps)
  23   服部 尚貴 イエローコーン GT3 1 3'18.686 14Laps
  99 G 佐野 新世 SKAD PORSCHE 0    
  77 G 浜崎 大 GRracingVentiler 0    

ベストラップ

  G 永井 秀貴 ナインレーシング 1'45.192 (8 / 15)
    永井 宏明 ナインレーシング 1'44.657 (6 / 14)

*1 CarNo.24は、富士スピードウェイ一般競技規則 第5章第16条5.(1)①(他車への衝突行為)違反により、競技結果に対し30秒加算のペナルティを科した。

詳しくはこちら