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Porsche - ポルシェ カレラカップ ジャパン

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2018 第3-4戦(富士)予選レポート

天候:くもり 路面:ドライ&ウェット 気温:19度 路面温度:21度(セッション開始時)

2018年シーズンも岡山国際サーキットで幕を明けたポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)は、約1カ月のインターバルを経て今回の富士大会を迎えた。富士スピードウェイでは3月にPCCJ合同テストが行われ、今年導入されたニュー911 GT3 Cupのセッティングを得ているため、予選前日の専有走行では各車とも早い段階からタイムアタックに突入。トップタイムを記録したのは、PCCJジュニアプログラムドライバーの#18 上村優太で1分41秒675。2番手は2016年PCCJシリーズチャンピオンの#78 近藤 翼で1分41秒876、3番手は2014年と2016年のPCCJジェントルマンクラスチャンピオンである#7 星野 敏で1分42秒040をマーク。PCCJの富士コースレコードは1分42秒087のため、トップ3のドライバーは非公式ながらコースレコードを上回るタイムを記録。翌日の予選ではニューコースレコードに期待が高まった。

今回の富士大会は、ゴールデンウィーク開催のため公式予選は祝日の3日・木曜日に開催された。2日の夕方から降り始めた雨は3日の朝まで降り続き、午前中に雨は止んだものの今度は濃霧が発生して富士スピードウェイは白く覆われた。11時に予定されていたPCCJ予選前のSUPER GT公式練習は中止となったが、911 GT3 Cupがピットロードへ並ぶ頃には徐々に霧は晴れ始めていく。雨は降り止んでいたものの、霧で視界を確保するには至らず開始時間になっても全車はピットロードで待機状態となる。そして予定より20分遅れの11時20分、わずか10分間ではあるが公式予選はスタートした。

PCCJの予選は1セッションのみのため、ベストタイムが第3戦、セカンドベストタイムが第4戦「モービル1チャレンジ」のスターティンググリッドとなる。路面は乾き出してスリックタイヤで走行可能な状況になりつつあったが、10分間という限られた時間で2回タイムを記録する必要があるため、#78 近藤や#18 上村はレインタイヤのままアタックを開始する。しかしジェントルマンクラスの一部のドライバーは1周目にピットインして、レインからスリックタイヤへと交換を行いコースに戻っていった。

このタイヤ交換が吉と出て、ラストアタックで1分47秒481を記録したジェントルマンクラスの#98 IKARIがポールポジションを獲得。「コースインしてみるとスリックタイヤで走行できる路面状況でしたので、すぐにピットインしてタイヤ交換をしました。これが功を奏してのポールポジションですから運もあったと思いますが、決勝ではスタートをうまく決めて上位でゴールできればと思います」と#98 IKARIは予選を振り返る。2番手となった#78 近藤は「予選時間が10分と限られていたので、タイヤ交換はせずにレインタイヤのままアタックしました。決勝はスタートで前に出て優勝を狙っていきます」と語る。3番手はジェントルマンクラスの#25 内山清士で「ドライタイヤでタイムアタックして獲得した3番手ですから、決勝でも上位入賞を目指していきます」と語る。

セカンドベストタイムで決定した第4戦「モービル1チャレンジ」の予選結果は、第3戦と同じく#98 IKARIがポールポジションを獲得。2番手は#78 近藤、3番手は#18 上村となっている。ジェントルマンクラスの2番手は#32 永井秀貴、3番手は#2 田島 剛が獲得している。

果たして決勝では、ジェントルマンクラスの#98 IKARIがポール・トゥ・ウインで初のオーバーオール優勝を成し遂げるのか注目される。第3戦の決勝レースは3日16時00分から、第4戦「モービル1チャレンジ」は4日12時から、両日15周で競われる。

2018 第3戦(富士)予選結果

2018年5月3日(木)11:20〜11:30
Weather:Cloudy Track:Dry & Wet
Pos No Class C.P. Name Car Best Time Lap Gap Ave.
km/h
1 98 Gentleman 1 IKARI TOEI BJR PORSCHE 1'47.481 5 152.834
2 78 近藤 翼/Tsubasa KONDO SKY RACING 1'48.067 6 0.586 0.586 152.006
3 25 Gentleman 2 内山 清士/Kiyoshi UCHIYAMA エヌケー レーシング 1'48.523 4 1.042 0.456 151.367
4 9 武井 真司/Shinji TAKEI BINGO RACING 1'49.048 6 1.567 0.525 150.638
5 34 内田 優大/Yudai UCHIDA air-J GT3 & KRM 1'49.245 6 1.764 0.197 150.367
6 18 上村 優太/Yuta KAMIMURA ポルシェ ジャパン ジュニア プログラム 1'49.328 6 1.847 0.083 150.252
7 7 星野 敏/Satoshi HOSHINO D'station Porsche 1'49.511 6 2.030 0.183 150.001
8 77 Gentleman 3 浜崎 大/Masaru HAMASAKI GRracing Ventiler 1'49.842 4 2.361 0.331 149.549
9 32 Gentleman 4 永井 秀貴/Hideki NAGAI NINE RACING 1'50.317 5 2.836 0.475 148.905
10 11 Gentleman 5 倉谷 蓮/Ren KURATANI Flink GT3 & KRM 1'50.495 5 3.014 0.178 148.666
11 2 Gentleman 6 田島 剛/Tsuyoshi TAJIMA NINE RACING 1'50.728 5 3.247 0.233 148.353
12 20 Gentleman 7 鈴木 宏和/Hirokazu SUZUKI ウォルター ウルフ レーシング ジャパン 1'50.773 6 3.292 0.045 148.292
13 47 Gentleman 8 TAD JUN JUN ムータレーシング 1'51.713 5 4.232 0.940 147.045
14 58 Gentleman 9 山口 智英/Tomohide YAMAGUCHI D'station Porsche 1'52.448 5 4.967 0.735 146.084
15 19 片山 義章/Yoshiaki KATAYAMA OIRC team YTB 1'52.591 5 5.110 0.143 145.898
16 23 Gentleman 10 滝澤 智幸/Tomoyuki TAKIZAWA スパーク GT3Cup 1'53.401 4 5.920 0.810 144.856
17 51 Gentleman 11 春山 次男/Tsugio HARUYAMA BINGO RACING 1'54.493 5 7.012 1.092 143.474
***** 以上予選通過 (2'08.977 - 120%) *****
*1 36 Tanart Sathienthirakul SKY MOTORSPORTS 4
21 Gentleman 高田 匠/Takumi TAKATA GRracing 未出走
Entry:19 Start:18

CarNo.7,18,36は富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条3.(ランオフエリア走行)により、当該周回タイムは採択されない。
*1 CarNo.36は、PCCJシリーズ規則7.2(ピットレーン作業)違反により、ベストラップ削除のペナルティを科す。
* 大会審査委員会はCarNo.36の決勝レース出走を、最後尾グリッドを条件に認める。

2018 第4戦(富士)予選結果

2018年5月3日(木)11:20〜11:30
Weather:Cloudy Track:Dry & Wet
Pos No Class C.P. Name Car Best Time Lap Gap Ave.
km/h
1 98 Gentleman 1 IKARI TOEI BJR PORSCHE 1'48.483 5 151.423
2 78 近藤 翼/Tsubasa KONDO SKY RACING 1'48.824 6 0.341 0.341 150.948
3 18 上村 優太/Yuta KAMIMURA ポルシェ ジャパン ジュニア プログラム 1'49.430 6 0.947 0.606 150.112
4 34 内田 優大/Yudai UCHIDA air-J GT3 & KRM 1'49.614 6 1.131 0.184 149.860
5 9 武井 真司/Shinji TAKEI BINGO RACING 1'49.818 6 1.335 0.204 149.582
6 7 星野 敏/Satoshi HOSHINO D'station Porsche 1'50.312 6 1.829 0.494 148.912
7 32 Gentleman 2 永井 秀貴/Hideki NAGAI NINE RACING 1'50.653 5 2.170 0.341 148.453
8 2 Gentleman 3 田島 剛/Tsuyoshi TAJIMA NINE RACING 1'50.894 5 2.411 0.241 148.131
9 25 Gentleman 4 内山 清士/Kiyoshi UCHIYAMA エヌケー レーシング 1'51.082 4 2.599 0.188 147.880
10 20 Gentleman 5 鈴木 宏和/Hirokazu SUZUKI ウォルター ウルフ レーシング ジャパン 1'51.158 6 2.675 0.076 147.779
11 77 Gentleman 6 浜崎 大/Masaru HAMASAKI GRracing Ventiler 1'51.208 4 2.725 0.050 147.712
12 11 Gentleman 7 倉谷 蓮/Ren KURATANI Flink GT3 & KRM 1'51.235 5 2.752 0.027 147.677
13 23 Gentleman 8 滝澤 智幸/Tomoyuki TAKIZAWA スパーク GT3Cup 1'53.686 4 5.203 2.451 144.493
14 51 Gentleman 9 春山 次男/Tsugio HARUYAMA BINGO RACING 1'54.501 5 6.018 0.815 143.464
15 19 片山 義章/Yoshiaki KATAYAMA OIRC team YTB 1'55.033 5 6.550 0.532 142.801
16 47 Gentleman 10 TAD JUN JUN ムータレーシング 1'55.037 5 6.554 0.004 142.796
17 58 Gentleman 11 山口 智英/Tomohide YAMAGUCHI D'station Porsche 1'56.096 5 7.613 1.059 141.493
***** 以上予選通過 ( 2'10.179 - 120%) *****
*1 36 Tanart Sathienthirakul SKY MOTORSPORTS 4
21 Gentleman 高田 匠/Takumi TAKATA GRracing 未出走
Entry:19 Start:18

CarNo.7,18,36は富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条3.(ランオフエリア走行)により、当該周回タイムは採択されない。
*1 CarNo.36は、PCCJシリーズ規則7.2(ピットレーン作業)違反により、ベストラップ削除のペナルティを科す。
* 大会審査委員会はCarNo.36の決勝レース出走を、最後尾グリッドを条件に認める。

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