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Porsche - ポルシェ カレラカップ ジャパン

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2018 第8戦(富士) 決勝レポート

天候:曇り 路面:ドライ 気温:16度 路面温度:23度

曇り空が広がる富士スピードウェイで開催されたPCCJ第8戦のポールポジションを獲得したのはPCCJジュニアプログラムドライバーの#18 上村優太。2番手は2016年PCCJシリーズチャンピオンの#78 近藤 翼、3番手はPCCJジュニアプログラムドライバーの#19 片山義章と、若手ドライバー3人が上位グリッドを占める。4番手は前日の第7戦でPCCJジェントルマンクラス初優勝を飾った#98 IKARIで、勢いに乗っての連勝が期待された。

決勝レースのグリッドには、前日に引き続き919ハイブリッドがEVカーへと生まれ変わった919トリビュートが登場し、パナメーラ ターボS Eハイブリッドとパナメーラ4E ハイブリッド スポーツツーリスモとともにコースイン。グリッドを埋め尽くしたポルシェ エクスペリエンスデイのゲストとともにポルシェ スポーツカーの70周年をお祝いした。午前10時15分からのフォーメーションラップを経てのスタートでは、ポールポジションの#18 上村がホイールスピンで一歩出遅れてしまい、2番手スタートの#78 近藤が1コーナーをトップで駆け抜けていく。#18 上村は#78 近藤に離されまいと背後にピタリと着け、1周目の最終コーナーからホームストレートでスリップストリームに入る。2台は1コーナー手前で並びかけるものの、#18 上村は#78 近藤の巧みなライン取りに阻まれて前に出ることができない。

#78 近藤はその後も#18 上村にオーバーテイクのチャンスを与えず、その差を徐々に広げていく。「タイヤの内圧が厳しく、上村選手の追い上げに警戒していたのですが、彼も同じ問題を抱えていたようで逃げ切ることができました」と#78 近藤が振り返るように、終わってみれば2秒233の差を着けて今季4勝目をマーク。2位に甘んじた#18 上村は、「スタートの失敗がすべてでした。次の富士では近藤選手に負けないように気を引き締めて挑みます」と語る。3位は、第3戦以来の表彰台獲得となった昨年のダブルチャンピオンである#9 武井真司が獲得し、「ようやくニュー911 GT3 Cupにも慣れてきたので、残りのレースで巻き返しを図っていきます」と言う。

ジェントルマンクラスは#20 鈴木宏和が今シーズン5勝目となる富士初優勝を飾り、「ようやく富士でも優勝することができました。マシンのセッティングを昨晩、大幅に変更したことが成功したようでチームスタッフにお礼を言いたいです」と喜びを語る。2戦連続で2位を獲得した#25 内山清士は、「IKARI選手とのバトルを制して2位表彰台を獲得できて良かったです」とレースを振り返る。3位の#98 IKARIは、「レース前半でタイヤを使い切ってしまったため厳しいレースになってしまいました」と語る。4位には#47 TAD JUN JUN、5位には#2 田島 剛、6位には#58 山口智英が入賞した。

第8戦終了後の午後4時5分からは、PCCA(ポルシェ カレラカップ アジア)とのエキシビジョンレースが開催され、PCCJからは17台、PCCAからは27台の計44台が参戦を予定している。

PCCJ第9-10戦は8月4日(土)、5日(日)に富士スピードウェイ(静岡県)で開催される。シリーズ全11戦で競われるため、最終戦を前にしたチャンピオン争いで重要なレースとなる。

2018 第8戦(富士)決勝結果

2018年6月17日(日)10:20〜10:46
Weather:Cloudy  Track:Dry
  Pos No Class C.P. Name Car Lap Total Time Ave.
km/h
Gap Best Time Lap
1 78 近藤 翼/Tsubasa KONDO SKY RACING 15 25'37.180 159.583 1'41.753 4
2 18 上村 優太/Yuta KAMIMURA ポルシェ ジャパン ジュニア プログラム 15 25'39.413 159.351 2.233 2.233 1'41.856 3
3 9 武井 真司/Shinji TAKEI BINGO RACING 15 25'54.468 157.808 17.288 15.055 1'42.006 5
4 34 内田 優大/Yudai UCHIDA air-J GT3 & KRM 15 25'57.338 157.517 20.158 2.870 1'42.124 4
5 20 G 1 鈴木 宏和/Hirokazu SUZUKI ウォルター ウルフ レーシング ジャパン 15 25'57.847 157.466 20.667 0.509 1'42.624 5
6 25 G 2 内山 清士/Kiyoshi UCHIYAMA エヌケー レーシング 15 26'03.185 156.928 26.005 5.338 1'42.706 5
7 98 G 3 IKARI TOEI BJR PORSCHE 15 26'03.960 156.850 26.780 0.775 1'42.521 3
8 47 G 4 TAD JUN JUN ムータレーシング 15 26'07.435 156.503 30.255 3.475 1'43.323 5
9 7 星野 敏/Satoshi HOSHINO D'station Porsche 15 26'08.283 156.418 31.103 0.848 1'42.287 5
10 2 G 5 田島 剛/Tsuyoshi TAJIMA NINE RACING 15 26'11.023 156.145 33.843 2.740 1'43.627 5
11 58 G 6 山口 智英/Tomohide YAMAGUCHI D'station Porsche 15 26'12.540 155.995 35.360 1.517 1'43.284 5
12 77 G 7 浜崎 大/Masaru HAMASAKI GRracing Ventiler 15 26'14.092 155.841 36.912 1.552 1'43.792 3
13 3 G 8 TAKASHI HATA A-NeKT GT3&KRM 15 26'16.213 155.631 39.033 2.121 1'43.799 9
*1 14 19 片山 義章/Yoshiaki KATAYAMA OIRC team YTB 15 26'26.005 (26'16.005+10秒) 48.825 9.792 1'42.355 3
15 36 G 9 SKY Chen SKY MOTORSPORTS 15 26'29.564 154.324 52.384 3.559 1'44.777 11
16 21 G 10 高田 匠/Takumi TAKATA GRracing 15 26'30.204 154.262 53.024 0.640 1'44.680 7
17 11 G 11 倉谷 蓮/Ren KURATANI Flink GT3 & KRM 15 26'42.993 153.031 1'05.813 12.789 1'43.685 7
18 23 G 12 滝澤 智幸/Tomoyuki TAKIZAWA スパーク GT3Cup 15 26'47.218 152.629 1'10.038 4.225 1'44.205 3
19 51 G 13 春山 次男/Tsugio HARUYAMA BINGO RACING 15 26'55.257 151.869 1'18.077 8.039 1'45.565 5
***** 以上完走 (規定周回数 13Laps) *****
Fastest Lap            
  1'41.753 (4 / 15) 161.438 km/h 78 近藤 翼/Tsubasa KONDO / SKY RACING
  G 1'42.521 (3 / 15) 160.229 km/h 98 IKARI / TOEI BJR PORSCHE
Start Time :10:20'28    Finish Time :10:46'05.180           Entry:20    Start:19    Finish:19

*1 CarNo.19は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条2.(走路の安全規定・復帰の仕方)違反により、競技結果に対して10秒加算のペナルティを科す。

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