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Porsche - ポルシェ カレラカップ ジャパン

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2018 第9-10戦(富士)プレビュー

今シーズも熱き戦いが繰り広げられているPCCJは、前回の第7-8戦(6月16-17日)から約2カ月ぶりに富士スピードウェイで開催される。今年3回目の舞台となる富士スピードウェイは、全長4.563kmの国際サーキットで、約1.5kmのメインストレートとタイトなコーナーが連続するテクニカルセクションを持ち合わせている。新たに導入されたニュー911 GT3 Cupは、アンチロック・ブレーキシステム(ABS)が採用されたことにより、各コーナーでのブレーキポイントが従来よりも深くなっているのがポイント。なかでも見所となっているのが、最終コーナーを立ち上がりメインストレートで最高速を記録したニュー911 GT3 Cupが、フルブレーキングで第1コーナーへ進入していくシーン。レース中のブレーキング勝負は迫力満点となっている。そしてニューカップカーが導入されたPCCJは、ここまで開催された岡山国際サーキット、鈴鹿サーキット、富士スピードウェイとすべてのサーキットでニューコースレコードが樹立されている。

2018シリーズのPCCJは全11戦で競われているため、今回の第9-10戦は最終戦前のチャンピオン争いを左右する重要なレースとなる。第8戦までを振り返ると、開幕戦は見事なタイヤ戦略でPCCJジュニアプログラムドライバーの#19 片山義章が初参戦初優勝を飾り、第2戦以降はPCCJジュニアプログラムドライバーの#18 上村優太と2016年のPCCJシリーズチャンピオンである#78 近藤 翼が激しい優勝争いを展開。その結果、#78 近藤が4勝、#18 上村が3勝をマークして、#78 近藤が158点でポイントランキングトップに立ち、#18 上村が12点差の146点で追いかけている。とくに#78 近藤は、前回の富士でポルシェ カレラカップ アジア(PCCA)と共催で行われたエキシビジョンレースも制して自信を高めているだけに、#18 上村は手強いライバルに勝負を挑むことになる。また、昨年PCCJ初のオーバーオールとジェントルマンクラスのダブルチャンピオンを獲得した#9武井真司、2014年と2016年のPCCJジェントルマンクラスチャンピオン#7 星野 敏は、ベテランドライバーの意地として打倒若手ドライバーに闘志を燃やしているだけに注目の存在といえる。

一方のジェントルマンクラスは、8戦中5勝を挙げている#20 鈴木宏和が154点でランキングトップに立つ。#20 鈴木は5勝中4回クラス・ポール・トゥ・ウインを成し遂げているが、富士大会のみポールポジションを獲得できていないため、今回は充分な意気込みで臨んでくることは明らかだ。ランキング2位は第7戦富士で参戦4年目にして嬉しい初優勝を飾った#98 IKARIで127点、3位は第3戦富士を制した#25 内山清士で116点、4位は第4戦富士で優勝を飾った2013年ジェントルマンクラスチャンピオンの#2 田島 剛で116点となっている。その他のドライバーも実力が拮抗しているのは、表彰台に様々な顔ぶれが上っていることからも明らかなだけに、今回もスタートからゴールまで目の離せない高速バトルが展開されるはずだ。

PCCJ第9-10戦 富士大会のスケジュールは、専有走行が8月3日(金)午前10時00分〜10時30分、午前11時45分〜午後12時15分の2セッション。予選は4日(土)午前11時〜11時30分の予定で1回のみとなる。そして15周もしくは30分で競われる決勝レースは、第9戦が4日(土)午後4時20分スタート、第10戦が5日(日)午前9時15分スタート予定となっている。

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