Porsche Sprint Challenge Japan

2021 第4戦(菅生) 決勝レポート

第4戦 決勝レース:
時間 15:23 スタート/天候: 雨/路面: ウェット/気温 :24℃/路面温度 :26℃

時計の針が午後を回るにつれ、厚く重くなった雲から雨がパラパラと落ち始めたのは、第4 戦の決勝レースが始まる数分前。雨足がコースイン直前から急に強まり、ピットでスリックタイヤを履いて待機していた各車とも、仕方なくそのままウェット路面のフォーメーションラップに向かう。メカニックらはレインタイヤをグリッド上に運び、スタートまでの限られた時間で慌ただしい雰囲気の中、交換作業を行った。しかも雨足はコースのセクションごとに異なり、ウェットの度合いもまちまちという難しいコンディション。競技長判断でセーフティカーが導入され、ローリングスタートではなくSCスタートが急遽採られた。かくしてオープニングラップと2 ラップ目はイエローフラッグの下で周回し、セーフティカーが消えた3 ラップ目からが実質的にレーススタートとなった。

この変則的スタートにより、序盤は各車の間隔は広めの等間隔という展開となった。開幕から3 連勝中の#33 TETSUO OGINO 選手と3 連続ランナーアップの#63 長嶋重登選手も、慎重なペースでレースに入り、トップ2 台からやや離れて#66 荻原秀樹選手が3 番手走行。しかし後ろでは再び#23 KenRyu 選手と#27 眞野壮一郎選手の間で、4 位を巡る僅差のバトルが再び始まる。

4 ラップ目の早々に、#27 眞野が馬の背コーナーで#23 KenRyuのインを差して前に出た。5 ラップ目に入る時点で上位3 台は約6秒の間隔に広がり、4 位以降のセカンドグループのとの差は約8.5秒に開き、SC スタートでやや出遅れた#77 MUSASHI 選手が少しづずつ前との差を削っていく。

GT3-I クラスで唯一、ABS 非装着のカップカーを駆る#23 KenRyuはウェット路面でのブレーキングに苦しんだ。レース後半にかけて、前に出た#27 眞 野との差が開き始め、背後には#77 MUSASHI選手がコンマ数秒に迫るという、難しいレース展開を強いられる。

GT4 クラスはGT3-I クラスと約20 秒の差をおいて、前戦で無念のDNF に終わった#71 澤龍之介選手が、ケイマンGT4 で初めてのレイン・コンディションとは思えない、1 分39 ~ 40 秒台のコンスタントなラップを刻む。同じく雨でケイマンGT4 を駆るのは初となった#51 横井克一郎選手も1 分43 秒台で慎重に周回を重ねる。

レース後半のトップ争いは、#33 OGINO に#63 長嶋が徐々に詰めより、#66 荻原がつかず離れずの約4 秒差で追う展開となった。それでも馬の背コーナーを慎重に抜けるトップ2 台に対し、セクター2、3 を#66 萩原選手が巧みにまとめ、一人だけ1 分36 秒台前半のレースラップとなるファステストを9 ラップ目に記録する。#33 OGINO が10% 勾配から最終コーナーにかけて逃げを打ち、一瞬ギャップが広がるも#66 長嶋選手も粘り、ファイナルラップ突入時には0.640 秒という僅差にもつれた。同じくラスト2 ラップの攻防は後方グループでも展開。1 コーナー進入で#77 MUSASHI が#23 KenRyu にインから会心のオーバーテイクを仕掛け、5 位に順位を上げた。

とはいえウェット路面で懐になかなか飛び込みづらい中、ペースとディスタンスを保ち続けた#33 OGINO がトップでチェッカー、惜しくも#63 長嶋は2 位に。3 位に入った#66 荻原はファイナルラップで雨中のレースファステストを1 分36 秒323 に更新し、前戦2 位に続いて表彰台とポイントを獲得するパフォーマンスを見せた。この週末で#66 荻原が24 ポイントを獲得したことで、GT3―I クラスのポイントスタンディングも4 人の争いとなった。暫定首位は4 連勝の#33 OGINO が60 点、2 位#63 長嶋が50 点、#27 眞野は2度の4 位入賞で40 点とし、初戦DNS で出遅れていた#66 荻原が33 点を積み上げて暫定4 位に浮上したのだ。

序盤に4 番手に上がった#27 眞野は、終盤で追撃ペースを上げた#77 MUSASHI の気配を背中に感じつつも、手堅くポジションを守り切って4 位フィニッシュ。5 位フィニッシュの#77 MUSASHI から約7 秒半ほどの差で、ブレーキングに苦しんだ#23 KenRyu も完走を記録。GT4 クラスは#71 澤が前戦の雪辱を果たし、#51 横井も見極めの難しい条件下で完走を果たした。

第4戦 ドライバーコメント

GT3-Iクラス 3位 #66 萩原 秀樹 選手
レースファステストが出てたんですか? 一昨日からちょっと走れたことも今回はよかった。(991 に)乗れてきた手応えはあるけど、フォーメーションラップの時に最終コーナーの手前で回っちゃって、まだまだです。今のところは、 もてぎとここ菅生のような速度域のそう高くないサーキットを走っているのみなので、まだ富士のような高速コースでどうかな?と思っています。それでも徐々に実を結んできたかな。
GT3-Iクラス 6位 #23 KenRyu 選手
スタート方式がSC スタートに変わったり、色々と慣れないことはあったけど、それは皆一緒だから仕方ない。無論、ABS の無い仕様であることもあるんだけど、自分自身に雨のレース経験が足りないね。3~ 4 ラップ目の最終コーナー手前で滑らせてしまい、そこを#27 眞野選手がすかさず突いてきた。

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