グリッドに整列したマシンはセーフティーカー先導でフォーメーションラップを行い、ローリングスタートで10周の決勝レースが開始される。全体のポールポジション #99 KEN YAMAMOTOを先頭にクリーンなスタートが切られる。2番手のGT3-IIクラス #26 橋村 剛はポジションをキープするが、クラス違いによるマシンのパワー差からストレートや高速コーナーでは厳しい戦いとなり、背後に迫る#77 MUSASHIに130Rでオーバーテイクを許してしまう。しかし、#26 橋村は諦めることなく今度は#77 MUSASHIを追いかける展開に。その一方で、トップの#99 KEN YAMAMOTOはペースを上げていき、3周目の時点で2位以下との差を9秒410まで広げる。

トップの#99 KEN YAMAMOTOは、最後まで単独走行となり終わってみれば2番手との差は20秒006まで広がっていた。#99 KEN YAMAMOTOがレース2周目に記録したレースファステスト2分07秒568は、2番手タイムの #44 HISATEAの2分09秒693と2秒以上の差と、このレースにおける速さを証明している。そして2番手争いは、最後まで#77 MUSASHIの背後で逆転を狙っていた#44 HISATEAであったが、ベテランの#77 MUSASHIが冷静な走りで逃げ切った。4位はレース途中のコースアウトが響いた#16 岸本、5位は2台の追い上げから逃げ切った#94 佐野隆之、6位は9周目に#22 小山雅也を逆転した#55 SEIYA TANAKAが獲得した。

また、GT3-ⅡクラスはGT3-Ⅰクラスの上位陣と好バトルを展開した#26 橋村が優勝し、2位は#60 MASAAKI NISHIKAWA、3位は#72 吉山滋温という結果に。GT4クラスは、鈴鹿のレースが今回初めてだった#86 太田和輝が嬉しい初優勝を成し遂げた。