Porsche Sprint Challenge Japan

2025 第7戦(FUJI) 決勝レポート

第7戦 決勝レース:
時間: 11:35-11:56 / 天候: 雨 / 路面: ウェット / 気温: 11度 / 路面: 13度

Porsche Sprint Challenge Japan(PSCJ)第7戦。決勝が行われる時間が近づいても真っ白な濃霧に覆われたままという状態となり、グリッド上でSCスタートが宣告された。奇跡的にスタート直前になって霧は晴れたものの、雨足が強くなったこともあり、そのままSC先導で1周を走行。安全が確認された2周目からレースが再開されることとなった。

各車が巻き上げるウォータースクリーンの中、トップで1コーナーに入ったのはポール・ポジション・スタートの#14 内山清士。一方2番手スタートの#83 芳賀誠も、見事なスタートダッシュを見せ1コーナーで並びかけたものの、#14 内山清士も上手く抑え切ってトップを死守する。その後方ではブレーキング時の挙動が不安定な#1 KEN YAMAMOTOを4番手スタートの#16 岸本裕之が抜き去り、3番手に上がった。

トップを走る#14 内山清士は4周目に1 分53 秒950、5周目に53秒683とベストラップを更新して逃げ切りを図るが、#83 芳賀誠も6周目にこのレースのファステスト・ラップとなる1分53秒514を記録。両車が頭一つ抜け、トップ争いを繰り広げる。その少し後ろでは#16 岸本裕之が3番手を走行。4番手を走る#1 KEN YAMAMOTOは追いかけるどころか#76 高木啓一郎にじわじわとギャップを詰められる苦しい展開となった。

そして迎えた8周目、ダンロップコーナーのブレーキングで挙動を乱した#1 KEN YAMAMOTOがスピンを喫し、大きくコースアウト。幸いエスケープゾーンに止まりマシンにダメージはなくコースに復帰できたが、ポジションを5位へと落としてしまう。一方トップ争いは9周目から1秒以内の接戦となり、#83 芳賀誠がコーナーごとに#14 内山清士を激しく責め立てる展開に。しかし10周目のダンロップコーナーのブレーキングでインを狙った#83 芳賀誠が挙動を乱してスピン。コース復帰に手間取る間に、その状況を冷静に見ていた#16 岸本裕之が2番手に上がった。

結局、ウェット路面で見事なレースコントロールをみせた#14 内山清士がポールtoウィンを飾り、鈴鹿ラウンドからの3連勝を達成。続いて今季3度目の2位となる#16 岸本裕之、#83 芳賀誠の順でフィニッシュしている。

またランキングトップの#1 KEN YAMAMOTOは、#76 高木啓一郎に続く5位でのフィニッシュとなり、チャンピオン確定は最終戦に持ち越されることとなった。

GT3―II クラスは#60 seiMeiが総合8位でフィニッシュ。GT4クラスは終盤に向けラップタイムを上げていった#86 Carmine Cozzolinoが総合9 位でクラス優勝を飾っている。

第7戦 ドライバーコメント

GT3―I クラス1位 #14 内山 清士
ちょっと情けないなと自分では思ってるんです。というのも一度300Rで飛び出しそうになって、そこから怖くてペースを上げられず、調整して走ってしまいました。本当は後ろを離したいと思っていたのですが、ドライセットで車高が低いままだったこともあって責め切れないで終わってしまいましたね。
GT3―I クラス2位 #16 岸本 裕之
スタートでは前がよく見えなくて、気づいたら#1 KEN YAMAMOTO選手の横に並んでいたのでこのラインで行くしかないと抜きました。いろんなラインを試して勉強しながら離されまいと走ったのですが、トップ2台は先に行っちゃいましたね。まだまだ修行が足りないです。何年か前に雨の中1コーナーの立ち上がりでスピンして廃車にしているので、その恐怖との戦いでした。表彰台は完全に漁夫の利です(笑)。
GT3―I クラス6位 #9 小林 賢二
しばらく休んでいたので今回が自分にとってのシーズン開幕戦だったのですが、雨の予選、そして決勝のスタートは痺れましたね。行くしかないんだけどウォータースクリーンがすごかったので厳しかったですね。この911GT3には半年以上乗ってなかったので、感覚を取り戻すのはまだまだという感じですが無事に完走できてほっとしました。
GT3―I クラス #60 seiMei
スタート時は水煙でまったく前が見えなかったですね。その後は雨量も減ってきたので少しはマシになりましたけど。今回はGT3-IIクラスが1台しかいないので、新しく教えてもらった雨用のラインをいろいろと試しながら練習と思って走りました。チャンスがある時にこれを繰り返して練習していけば、いずれモノになるかなと思っています。
GT4 クラス1 位 #86 Carmine Cozzolino
タイヤが冷えてる時が苦手なんですけど、次第に熱が入ってグリップしてきてからはどんどんリズムに乗って走れました。前を走るクラスのグループも見えていたんだけど残念ながら追いつかなかったね。決勝は雨でしたが、霧で見えない予選よりは走りやすかったですよ。十分に楽しくレースをすることができました。優勝できて嬉しいです。