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Porsche - GT3 カップチャレンジ ジャパン - ポルシェ GT3 カップチャレンジ ジャパン 2018 第9戦(富士) 決勝レースレポート

2018 第9戦(富士) 決勝レースレポート

第9戦 決勝レース:時間14:18-14:36(10周) / 天候:くもり / 路面:ドライ

今シーズン最後となるPorsche GT3 Cup Challenge Japan(GT3CC)第9戦の決勝レースが、11月4日、14時15分から行われた。午前中に雨は一旦上がったが、第9戦の決勝レースを前に降り出した霧雨が、富士スピードウェイのコースを濡らし始めていた。

第9戦のスターティンググリッドは、同日の午前中に開催された第8戦のベストラップにより決定される。ポールポジションを獲得したのは、2周目にベストラップをマークした#5 仲尾恵史。これに、#98 IKARI、#33 TETSUO OGINO、#9 小林賢二が続く。各ドライバーともスタート直前までタイヤ選択に悩まされていたが、最終的にはほとんどのマシンがスリックタイヤでスターティンググリッドを後にした。

ローリングスタートで戦いの火蓋が切られたレースは、グリーンシグナルのタイミングに上手くあわせてスタートを決めた#98 IKARIが#5 仲尾を抑えてホールショットを決める。#5 仲尾はすぐさま反撃に転じ、前を行く#98 IKARIに迫り、1周目の最終コーナーで#98 IKARIのインを突いた。ところが、この際に2台が接触、ボディの左にダメージを受けた#5 仲尾はスローダウンし、早々に優勝争いから離脱することとなった。

その後方では、スタート直後に#9 小林が#33 OGINOをかわしてポジションをひとつ上げたものの、ヘアピンで#33 OGINOに先行を許してしまう。しかし、#33 OGINOは2周目に痛恨のスピンを喫し、大きくポジションダウン、#9 小林が2位に浮上する。今シーズン優勝のない#9 小林はこのチャンスを生かしたいところだが、ラップタイムで1秒以上も上回る#98 IKARIとの差は開くばかり。結局、#98 IKARIは#9 小林との差を20秒まで広げて今季2勝目を挙げた。2位は#9 小林で、3位は今季初表彰台となる#63 長島重登が続いた。

カップクラス カテゴリーIIは、8番グリッドからスタートした#2 北井 武が大きくポジションを上げ、総合で今季最上位の4番手でゴール、シリーズチャンピオンの意地を見せた。

これにより、911 GT3 Cup Type 991が導入された2018シーズンは全レースが終了。前シーズンにも増して、ハイレベルな戦いが繰り広げられ、最終的なシリーズランキングはカップクラス カテゴリーIのシリーズランキングは、1位が#5 仲尾、2位が#9 小林、3位が#98 IKARI、カップクラス カテゴリーIIは1位が#2 北井という結果となった。

第9戦 決勝レース 上位ドライバーコメント

カップクラス カテゴリーI 優勝 #98 IKARI

ローリングスタートでは仲尾選手と駆け引きがあり、今回は僕のほうが上手くタイミングがあったおかげで、1コーナーで前に出ることができました。あとはマイペースで走ればいいはずでしたが、その周の最終コーナーで仲尾選手と接触があり、ハンドルが曲がった状態に。その後、慎重に周回を重ねて、なんとか優勝を手にすることができました。シリーズ3位という結果ですが、楽しいシーズンでしたし、PCCJとはまた違う魅力を見つけることができて良かったと思います。

カップクラス カテゴリーI 2位 #9 小林賢二

微妙なコンディションに翻弄された一日でしたが、そのおかげで“棚”からいろんなものが落ちてきました。まあ、その場所にいないと落ちてきてもキャッチできまからね(笑) もうちょっと頑張りたかったのですが、最終的にはIKARI選手にどんどん離されてしまいました。それでも、シリーズ2位は死守できましたし、シーズンをとおして事故もなく、無事に終えることができて良かったと思います。

カップクラス カテゴリーI 3位 #63 長島重登

予選では何度かベスト3に入っていましたが、表彰台はこれが今季初めてです。決勝では、後続の北井選手に直線でスリップに入られ、横に並ばれたときには焦りましたが、なんとかポジションを守ることができました。シーズンを通じて、ドライビングのスキルが上がったと実感しています。最後の最後に初表彰台を獲得できて、本当にうれしいです。

カップクラス カテゴリーII 優勝 #2 北井 武

総合4位でした! 前のレースでシリーズチャンピオンが決まったので、最終戦は思い切り行きましたが、総合3位には力が及びませんでした。ユーズドのタイヤだったので、前半は良かったのですが、後半は苦しくなりましたね。でも、すごく楽しかったし、総合4位は自己最高ですので、本当に良いレースでした。来シーズンはPCCJにステップアップしますが、スケジュールが許せばGT3CCにも参戦したいと思います。

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