Porsche Driving Athlete 活動レポート
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羽根田 卓也(はねだ たくや)選手 活動レポート

羽根田 卓也(はねだ たくや)選手活動レポート

羽根田 卓也選手 羽根田 卓也選手

REPORT1. カヌーを始めたきっかけ

2018/10/22

カヌーを始めたのは9歳のときでした。父が競技経験者で兄も先に始めていたから、その世界に飛び込むのが当たり前という環境にあったのです。普通の家庭でキャンプや旅行に出かけるような感覚で、練習場に足を運んでいました。

始めたばかりの頃、急流でのカヌー体験は恐怖の連続でした。泳げない人がプールで練習するのと同じ怖さかもしれませんね。けれど少しずつ流れのスピードに慣れ、カヌーを自分なりに操ることができるようになると、自ら急流を求めて川に入るようになりました。わくわくするほど楽しくなったのです。上達していくなかで惹きつけられたのは、風を切る爽快感。さらにレースに出場するようになると、勝負のおもしろさ、勝つことで得られる充実感に高揚し、どんどんのめり込んでいきました。

カヌーは刻々と変わる周囲の状況に対応しなければならない競技ですが、「水をよく知り、水と戦わない」というのが原則です。波の周期で不利な場面に身を置くことがしばしばありますが、そんなときも瞬時に最善の選択をしてロスを抑えます。そしてこのときに大切なことが、水を味方につけるという意識なのです。

そういう意味でカヌーの上達には、水の流れを把握し、自在に操ることが大切です。常に水の力を自分のパワーに換えるフィーリングを養うようにしていますが、先日ワインディングロードをポルシェ マカンで走っていたとき、連続するカーブをひとつひとつ抜けていくなかで、“ああ、この感覚はカヌーに似ているな”と思いました。

マカンを通して道と会話をしているようなイメージでしょうか。クルマと一体になったドライビングのその先には、さまざまな表情を見せ、目の前に続く道そのものを楽しむという、新しい体験があったのです。