Porsche Driving Athlete 活動レポート
Porsche Driving Athlete
羽根田 卓也(はねだ たくや)選手 活動レポート

羽根田 卓也(はねだ たくや)選手活動レポート

羽根田 卓也選手

REPORT2. スロバキアへの留学について

2018/12/12

高校を卒業すると、カヌーの強豪国であるスロバキアに渡りました。高校生として臨んだ最後の国際大会で、海外の選手の強さをまざまざと見せつけられ、このままでは勝てないと感じたからです。いま振り返ってみても勇気あるチャレンジだったと思いますが、日本にいたままでは埋もれてしまうのではないかという不安が、そんな決断を後押ししたのです。

スロバキアではひとり住まいをしながら、現地のクラブチームの練習に参加させてもらい、午前、午後合わせてカヌーの練習を3?4時間、さらに夕方には陸上トレーニングを2時間ほど、同世代のスロバキア選手といっしょに行いました。
当初はスロバキア語がまったくわからず苦労しました。いつでもメモ帳を持ち歩き、わからない単語があれば書き記すなど生活の中で工夫することで、だんだんと会話ができるようになりました。

しかし、言葉よりも大変だったのはハードな練習です。スロバキアでは日本にはない過酷な人工コースで練習するので、最初は体がまったくついていかなかったのです。同じコースでは世界のトップ選手が技術を磨いており、一流選手のすごさも肌で感じることができ、世界の壁の高さを思い知らされました。しかし、そんな強い刺激が、私を奮い立たせました。常に目標を高く掲げ、カヌー競技に取り組む姿勢も大きく変わったと思います。

近年はさまざまなスポーツにおいて、強豪国の練習環境に飛び込み、さらなるステップアップを目指す事例が増えていますが、自身の経験からもそれがトップアスリートへの近道ではないかと思います。現在もスロバキアに練習拠点を置き、世界を舞台に戦っていますが、スロバキアで過ごしてきた時間は私にとってかけがえのないものになっています。