EVENT

Life with PORSCHE

SESSION TALK

セッショントーク

EVENT REPORT

今年、ブランド生誕70周年という大きな節目を迎えたポルシェ。
”SPORTSCAR TOGETHER”「かけがえのないヒトと、分かち合えるひとときを。」
のテーマのもと、日本はもちろん全世界で、様々な記念施策を実施しました。

そのフィナーレを飾る企画の一環としてWebマガジン「Life with PORSCHE」をスタートした文筆家 松浦弥太郎氏。
自身も993オーナーとしてポルシェのデザインと機能美に魅せられた写真家 五十嵐隆裕氏のトークイベントが
11月9日(金)The Momentum by Porscheにて開催されました。

「Life with PORSCHE セッショントーク」と題して繰り広げられた二人による”ポルシェのあるライフスタイル”。
ポルシェとの出会いのエピソードに始まり、乗り続ける中でそれぞれが見つけ出した価値観まで、
その想いを余すところなく語り合いました。

「ポルシェは自分にとって、尊敬し憧れるライバルであり、友達のような存在」という松浦弥太郎さん。出会いは小学校5年生の時、雑誌での930ターボ特集でした。

「写真家として、いつでも美しいものに敏感でいたい。ポルシェはどこを撮ってほしいのかが明確な車」と語る五十嵐隆裕さん。

(会場の様子)

トークの始まりは、二人のポルシェとの出会いのエピソード紹介から。

「若い頃、年上の大人たちと付き合うことが多く、中でも大好きな大人たちが乗っていたのがポルシェでした。40歳になった頃、911に初めて乗ったのですが、子供の頃からポルシェのことばかり考えて大人になったようなものですね。」(松浦さん)

と語る松浦さん。

その熱意が高じ、昨年はポルシェの原点を求めてドイツ、ウィーンをパナメーラでツーリング。ポルシェ発祥のオーストリア南部のグミュントへと至り、47台しかないと言われる初代356と対面。

「アルミの板から1台ずつ、職人によって作り出されています。“軽くて速い車“として世界中からオーダーがくるも、対応が追いつかずに47台となった。全てにハンマーで叩いたような跡があり、工芸品のようなスポーツカーに心を奪われました。」(松浦さん)

ポルシェ誕生のルーツから現在へとつながる「人」の物語。Life with PORSCHEで公開中のドキュメンタリー動画で「ポルシェは人に近い」と語る松浦さんの脳裏には、70年の歴史に刻まれてきた作り手と乗り手の人生のストーリーが、色鮮やかに浮かんでいるようでした。

「当時、時代はバブル真っ只中。小学校3~4年の頃に964が出たと記憶しています。知人のお父さんに乗せてもらい、ポルシェについて詳しく教えてもらいました。その時のことが忘れられず、いつかは乗りたいと。」(五十嵐さん)

二人とも、興味の発端は「人」がきっかけだったことにうなづき合います。

最近、新しい718ケイマンに試乗した五十嵐さんからは、みずみずしいインプレッションが飛び出します。

「ポルシェイズムを感じる非常にエキサイティングな体験でした。そして思わず撮った写真がこれなんです。撮らずにはいられなかった。魅力の主張がすごくて、どこを撮ってほしいか、語りかけてくる車ですね。」(五十嵐さん)

「ポルシェを撮ると、ボディやガラスに写り込んだ風景まで確認できて、一緒に旅をした感覚になります。奥さんと二人でドライブしました。女性に乗ってほしいと感じたのですが、乗り降りのフィールもエレガントです。」(五十嵐さん)

「気の利いた言葉よりも、単純に“美しい“、”楽しい“という一言が出てくる。早く走ろうとか、思わない。いつも思うのは、美しく走りたいということ。美しくどうカーブを曲がるか、ということを問われているように感じます。仕事でも暮らしでも所作があるように、ポルシェは美しく運転する、という美学を追求させてくれる。」(松浦さん)

ッショントークは熱を増し、ポルシェとともに進化する自身の未来の話へ。

「その時代ごとの“体験したことがないこと“が車に詰まっている。スポーツカーであり実用的な車でもあり、さらにはファミリーカーでもあるのに、乗るたびに体験がアップデートされる。そんな車は他にはないと思います。大好きで憧れるのだけど、敵わない悔しさもある。それが毎日のモチベーションを生んでくれます。自分を高め、変えてくれるライバルのような存在。ポルシェにふさわしい人間になりたい自分がいます。」(松浦さん)

「6ヶ月の息子がいるんです。彼が18歳になったらすぐに免許を取らせて、いま持っている993を受け継ぎたいと思っています。これからも精進してポルシェにふさわしい人間になりたい。息子にも、その意味を伝えたいです。」(五十嵐さん)

ポルシェ70周年を迎えた記念の年。ブランドが年を重ねる間、乗り手にとっても人生のストーリーが重なってゆく。二人の“ポルシェ観“を通して、来場された皆さんにもその豊かさが伝わる、プレミアムなひと時となりました。

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