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空冷ポルシェの整備について

空冷ポルシェの修理相談で、代表的なもののひとつがエンジンオイルの漏れかと思います。
オイル漏れの修理作業としては、部位により大きく分けられます。

①エンジン脱着を伴う大掛かりな作業
　(エンジン脱着・分解・部品交換等）
　車種にもよりますが、有名なスルーボルトからの
　オイル漏れはこちらになります。

②エンジンを下ろさずに終えられる比較的軽微な作業
　車種により、車載状態で部品交換にて対策が出来る場合も多いです。

＊写真は964型用エンジン

①例えばスルーボルトからのオイル漏れの場合、
　あわせてヘッド部オーバーホールをお勧めしております。
　バルブの清掃や擦り合わせ、バルブガイド等の交換作業を行います。
　ピストンリング類の交換も併せて行います。
　(ヘッド部以外のクランクケースの分解やシリンダー交換が
　必要となるケースは、滅多にございません）

②タペットカバーやチェーンケース部からの
　オイル漏れは経年により比較的多く発生する症状です。
　新しい部品等を用いて該当部位を交換させて頂きます。

＊エンジンオーバーホールの様子

クラシックポルシェを安心して乗り続けて頂くためにも定期的なメンテナンスは欠かせません。
私どもでは車検や法令点検のご入庫の前に、お車をリフトアップして事前チェックする現状確認サービス（無料）を承っております。
こちらは定期点検はもちろん、各種整備相談も対応させて頂きます。
事前に費用の目途やお預かり期間も分かりますので（部品も手配でき期間も短縮可能です）お気軽にお申し付けください。

ポルシェテクニカルサーティフィケート

製造時の車両の生産情報と照らし合わせて各部の適合や車両情報などの履歴をご案内するとともに
50項目以上の各部点検を行うことで車両の現状コンディションもあわせて文書化しご案内いたします。

・仕向地（発注国）
・エンジン番号ならびにトランスミッション番号（適合か否か含む）
・上記形式
・性能データ
・外装色ならびに内装色（生地）
・メーカーオプション装備
・各部の機能や状態ならびに基準に満たない部位等

エンジン・シャシーからインテリアに至るまで、５０を超えるチェック項目で愛車の健康診断を行い、世界共通の規定アングルで車両撮影を行います。
法定点検や車検時の項目と重なる部分もありますので、その際に併せてのご依頼も歓迎致します。
ご不明点やご予約に関しましては、ポルシェセンター青山 世田谷クラシック部門までお問合せください。

PORSCHE ORIGINALE

ポルシェクラシック純正パーツやアクセサリ類の製品ハイライト、各国クラシック
パートナーのイベント情報などが掲載されたポルシェクラシックカタログ「ORIGINALE」。
年に一度数量限定で発刊されております。
是非お気軽にお問い合わせください。